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【事件・海外】 サッカーW杯で懸念高まる児童売買の横行 南アフリカ
 レソトに住んでいたタト(Thato)さん(10)は、3歳の時に、「グラニー(おばあちゃん)」と呼んでいた女性から、ここ南アフリカに連れてこられた。

 その5年後、「グラニー」によって売春宿に売り飛ばされ、児童売春を強要された。ソーシャルワーカーに保護されたのは3か月前のこと。彼女は現在、ヨハネルブルク(Johannesburg)近郊の児童保護施設で暮らしている。

 この施設を運営するグレース・マシャバ(Grace Mashaba)さんは、タトさんの物語を語ってくれた。「『グラニー』は、子どもが1人もいないこともあり、周りの人々に、女の子をくれないかといつも懇願していた。立派な家を建てていたこともあり、人々は彼女のことを信用していた。タトの両親は、まさか彼女が娘を売るなど、思いもしなかっただろう」

 マシャバさんによると、児童売買では、両親が娘を売り飛ばすケースも多いという。

 現在南アフリカで売春などの搾取的な労働に従事している児童は、推定24万7000人にのぼると見られている。

■懸念される来年のW杯

 南アフリカ政府は、来年のサッカーW杯南アフリカ大会(2010 World Cup)期間中に児童売買が増えると見ており、児童福祉関係者らとともに警戒を強めている。

 6月11日~7月11日の大会期間中は、旅行客が急増するとともに、各地の学校は臨時の休校措置がとられる。休校は、子どもたちが日中ほったらかしにされることを意味する。そして、貧困にあえぐ人々が、W杯の40億ドル(約3600億円)とも言われる莫大(ばくだい)な収益のおこぼれにあずかろうと、児童売買に手を染めるケースが増えることが予想される。

 南アフリカ議会は来年初めにも、人身売買禁止法案を可決したい考えだ。

■国連は啓発活動

 児童売買は、隣国のジンバブエ、モザンビーク、レソトから連れてこられたというケースが多いが、W杯期間中は仕事を求めて農村部から都市部へ出て行く人が増えると予想される。国連(UN)の国際移住機関(International Organization for Migration、IOM)は、農村部で、演劇などを通じて、人身売買の危険に関する啓発活動を行っている。

2009年12月15日 AFP
http://www.afpbb.com/article/life-culture/life/2674930/5034152
Last Updated on Monday, 12 April 2010 18:32
 
【事件・海外】州裁判官が児童ポルノ被害者に対する賠償金を提言-米国
1月4日、ミネソタ州のパトリック・シュルツ州裁判官は、ミネソタ州で児童ポルノ所持で逮捕された男性に対し、賠償金を請求しない理由を求める命令を発効した。また、同裁判官は、州議会は児童ポルノ被害者のための賠償金を検討すべきであると提言した。

「エイミー」と呼ばれる、ある女性は10年以上前の8~9歳のとき、叔父にわいせつ写真を撮られた。「エイミー」の写真は、現在、米国でおそらく最も広く出回ってしまった児童ポルノ画像である。「エイミー」は彼女の写真を所持及び頒布した人々に対して、賠償金を求めて訴訟を起こした。彼女が請求する賠償金の総額は330万ドル(約3億円)にのぼる。

「裁判所はこれ以上黙っているべきではない」とシュルツ裁判官。命令は、連邦検事に対して1月29日までに、児童ポルノ被害者に賠償金が支払われない理由を提出することを求めるものである。これに対し、連邦検事のジョン・マーティは「児童ポルノの賠償金は緊急の問題で、私たちはしっかりとこの問題をとらえ、法律が適当とした場合の支払いを検討すべき」と語った。
Last Updated on Monday, 12 April 2010 18:32
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【事件・海外】「奉公」という名の「奴隷」、搾取される子ども22万人超 ハイチ
カリブ海の島国ハイチで、「奉公」という名目で別の家庭に送られ、事実上「奴隷」として搾取されている子どもが22万5000人に達することが、ラテン・カリブ諸国で虐げられている人々を支援するNPO、パン・アメリカン開発基金(PADF)の調査で明らかになった。

PADFは政情が安定せず危険な地域を含め、ハイチ国内の1458世帯を直接訪問し、実地調査を実施。その結果、子どもの22%が別の家庭へ奉公に出されており、30%を超える世帯で奉公にくる子どもを迎えていた。

ハイチでは奉公に出され家事手伝いなどに従事する子どもを「レスタベック」と呼ぶ。これは、フランス語の「一緒にいる人物(reste avec)」からきた言葉で、事実上の奴隷となっている。 レスタベックとして別の世帯に送られる子どものうち、3分の2が女の子で、滞在先の家庭で虐待やレイプの被害が後を絶たない。 特に、貧しい家族では口減らしとして子どもを別の家庭に送る割合が高くなる。子どもの送り先は親類の場合もある。かつては地方から都市部に送られる子どもが多かった。また、レスタベックとして行った先で子供が教育を受けられる可能性が高くなる場合もあるという。

しかし、子どもたちは事実上、無報酬で奴隷状態で働いている。国連によると、ハイチの失業率は70%に達し、国民の78%が1日あたり2ドル(約180円)以下で暮らしており、PADFは子どもの搾取をなくすためにも、ハイチ経済の安定化ならびに貧困層の所得引き上げが重要だと指摘。ハイチ政府や国際社会に子どもたちの現状を伝え、支援を求めたいとしている。

ハイチは1991年の軍事クーデター以降、政情不安に陥り、国連が94年に多国籍軍による武力行使を認めるまで情勢が悪化した。2004年から国連平和維持活動(PKO)の国連ハイチ安定化派遣団が駐留しているが、状況は好転していない。

2009年12月24日 CNN
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200912240024.html
Last Updated on Monday, 12 April 2010 18:36
 
強制労働させられていた100人以上を解放、メキシコ市
メキシコの検察当局は4日、メキシコ市(Mexico City)で劣悪な条件のもとで違法な強制労働をさせられていた100人以上を警察が解放したと発表した。

 解放されたのは14~70歳の少なくとも107人で、主に先住民の若者が占めていた。目撃者の証言から、最大で300人が強制的に働かされ、一部の10代の若者が性的に搾取されていた疑いも浮上している。解放された人は記者会見で、眠るときには鎖でつながれ、腐った食べものを与えられたと語った。
Last Updated on Monday, 07 December 2009 17:08
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韓国、子どもへの性犯罪厳罰化 懲役50年も
韓国政府と与党ハンナラ党は2日、13歳未満の子どもへの性犯罪について、公訴時効をなくし、刑の上限を懲役50年に引き上げることを決めた。聯合ニュースが報じた。

 子どもに対する性犯罪の処罰強化を求める世論を受けた措置。韓国法務省は11月25日、凶悪犯罪の有期刑の上限を現行の懲役15年から20年(加重処罰の理由がある場合は30年)とすることを柱とした関連法改正案を公表していたが、子どもへの性犯罪に対してはさらに厳罰化を進める。同ニュースは、懲役50年を「事実上の終身刑」とした。
Last Updated on Thursday, 03 December 2009 10:49
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5年連続で対北非難 国連委 人身売買など人権改善決議を採択
 国連総会第三委員会(人権)は十九日、北朝鮮に拉致問題の解決や人権状況の改善を求める日米欧提出の決議案を賛成九七、反対一九、棄権六五で採択した。同決議の採択は五年連続。十二月の総会本会議で採択され成立する。

 決議は、拷問や公開処刑、女性の人身売買、障害者の強制収容など九項目にわたる北朝鮮の「組織的で広範かつ重大な権利侵害」に極めて深刻な懸念を表明。さらに、「拉致被害者の即時帰国の保証」を含む拉致問題の解決を北朝鮮政府に強く求め、国連機関への協力も促した。
Last Updated on Wednesday, 25 November 2009 12:17
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強制労働などの元被害者に豪首相が謝罪
オーストラリアのラッド首相は16日、1930~70年代に国内の児童養護施設に入所していた孤児らの多くが、性的、精神的な虐待を受けたり、強制労働をさせられたりしたとして、当時の入所者約50万人に対し、政府として初めて公式謝罪した。

 入所者の一部は子ども時代に英国から渡った人々で、ブラウン英首相も今後、謝罪する見通し。

 オーストラリアからの報道によると、ラッド首相は元孤児約900人を首都キャンベラの連邦議会に招き、「我が国の醜い歴史の一章に向き合い、国として謝罪する。あなた方の多くは誰にも顧みられず、凍え、飢え、置き去りにされた」と演説した。
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