相談
Home 事件簿 海外の事件 【記事・海外】中国で多発する女性や子どもの誘拐・人身売買事件、再犯率6割
【記事・海外】中国で多発する女性や子どもの誘拐・人身売買事件、再犯率6割
  中国国営新華社通信によると、2010年に全国の人民法院(裁判所)で結審した女性や子どもの誘拐・人身売買に関わる案件数は1990件で、再犯率は59.7%に上った。また最高人民法院(最高裁)は23日、女性や子どもの誘拐・人身売買事件の典型的な事案を3件発表した。
  新華社が23日、最高人民法院の話として伝えたところでは、2010年に全国の人民法院(裁判所)で結審した女性や子どもの誘拐・人身売買に関わる案件数は1990件で、前年より16.4%増えた。有罪判決を受けた者は前年比51.6%増の3818人だった。このうち懲役5年以上、無期懲役、死刑となったのは2216人。再犯率は59.7%に上った。
  最高人民法院は23日、女性や子どもの誘拐犯罪事件に関して3件の典型的な事案を発表した。法制日報(電子版)などによると、ひとつは2008 年から2009年にかけて浙江省の農村などで8人の女性が誘拐され、暴行を受けたのち売りとばされた事件で、主犯格は死刑判決を受け、今年2月に刑が執行された。
  2例目は広東省で、2-3歳の男児3人を売買目的で誘拐した事件で、主犯格は無期懲役となった。3例目は、2008年に福建省の男が、誘拐された女性を3万3000元(約41万円)で買って自分の「嫁」にしていた事件。男は女性が誘拐されたことは知っていたが、虐待行為などはなかったとして、懲役8カ月と軽い判決を受けた。
  中国では近年、女性や子どもの誘拐・人身売買が多発している。昨年3月に公安部が発表した2009年4月~2010年3月の女性や子どもの誘拐・人身売買の摘発件数は8000件以上だった。最高人民法院は、今年も引き続き誘拐と人身売買を厳しく取り締まるとしている。(編集担当:阪本佳代)

サーチナ Searchina 2011/03/24(木) 14:25
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0324&f=national_0324_141.shtml
 
For a World Without Slavery